夏休み明け初日のメニューは次の通りです。
- 夏休みの宿題確認
- 今後のスケジュールの確認
- ORCA Client Ver 0.1の開発着手
- 何故電子カルテではなくORCAとスマホを接続するのか?
- スマホをレセコン(あるいは電カル)の端末として利用するという先行研究はあるか?どのような内容か?
- 研究テーマが「在宅医療を支援するための医事会計システム(ORCA)連携スマホアプリの開発」となっているが、これは何が「連携」しているのか?人と人の連携?それともスマホの連携?
- 研究の目的をもっとしっかり説明する(なぜ、この研究をするのか、する必要があるのか)
- ORCAはレセコンなので、検査結果や画像データは入っていない。それを在宅医療の現場でどのように活用するのか?また、活用する意味はあるのか?
それは,これまでJSON形式のデータを扱っていたスマホアプリをXML形式のデータを扱えるように修正することでした。これがやがてORCAクライアント開発へと繋がっていきます。
今後のスケジュールの確認
卒論発表までのスケジュールを作成しました。卒論発表までもう2か月半しかありません。その間にアプリの開発と卒論執筆をやらなければならないのですから気を引き締めて取り掛からないと痛い目にあいそうです。
アプリを開発してから卒論を書いていたのでは間に合わないので並行して行うことにします。またゼミの時間だけではアプリを開発することができないのでゼミとゼミの合間にも開発作業は続けてください。
ORCA Client Ver 0.1の開発
夏休みの課題アプリをもとにしてORCAクライアントアプリの開発に着手します。まず,初期画面です。これまで通り患者一覧を表示します。患者一覧データはORCA APIを使います。APIの中に患者番号一覧の取得というのがあり,これを用いてORCAに登録されている患者一覧情報を取得できます。
ORCA Client 初期画面 |
次に,一覧から患者をタップしたとき,患者の基本情報と病名情報を表示します(下図)。
ORCA Client 患者情報画面 |
これまでは,患者受診一覧を表示していましたが,APIには受診一覧を取得する機能が見当たらないので,ここでは代わりに病名情報を表示してあります(画面下部)。患者病名情報を取得するAPIは患者病名情報の返却です。
また,画面上部には患者一覧画面に表示されていた項目を出力していましたが,ここでは患者基本情報を取得するAPIを使って住所や電話番号を出力しています。このAPIではほかにも禁忌,感染情報,アレルギー,コメント,保険情報なども取得できるので,必要に応じてそれらも出力するとよいでしょう。
APIを使う前に
最終的にはORCAの提供するAPIを使ってスマホはORCAサーバと通信することになります。しかし,ORCAと通信するには認証を受けたり,必要なデータをポストメッセージで送信したりといろいろ面倒な手順を踏まなければなりません。そこで,最初は従来と同じようにWebサーバから固定XMLデータを取得してそれを画面編集するプログラムを作成し,それが完成してからORCAサーバと通信するように修正していこうと思います。このようにプログラムの初心者はいきなり難しいことに取り組もうとするのではなく徐々に修正して最終的に完成されるというスタイルで開発を進めていったほうが無難です。
下記はそのために使う固定XMLデータです。
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